本当に演劇から退くべきかどうしようか悩む3年半。
コロナ禍で世界がどんどん後ろ向きになって、私自身も演劇をやることに心が動かない日々。
その間に自身の生活も変化し、特に演劇のことも思い出す必要のない時期が続きました。
いろんなことに疲れて、いろんなことをあきらめよっかなって。
そして緊急事態宣言解除、5類への移行とともに少しずつ世界が変わってきた頃・・・。
変わらず生活を続ける私の前に、休止前DOORプロデュースに関わってくれていた人達と連続して会う機会がやってきます。約束したわけでもなく、たまたま偶然に・・・。
そのうちに・・・だんだんと「DOORプロデュース」の自分が思いだし、どんどん心が動いてくる。
ふと「今やらないと、私は一生演劇ができないかもしれない」と思い立ち、再始動となる。
自身の生活と、演劇を感覚を思いだす時間と、もう一度立ち上がるには一番いい場所を考え続けた結果
「火曜日のゲキジョウ」にて復帰を決意することになります。
火曜日のゲキジョウ 30/30 という平日の夜の観劇体験を届ける企画に出演。
2団体同日公演、30分の短編作品
「陽だまりの鍵」はある女性が実家に戻ってくる。
そこには夫婦生活をリセットしようとする兄夫婦だけが住んでいた。
女性は戻ってきた理由は・・・
おせっかいと不器用が織りなす、再出発の物語となった。
相手団体さんも久々の復帰公演とのことで、当日はたくさんの「おかえり」という言葉と温かさにあふれた優しい時間となりました。
9/19(火)[30×30 pair.194]
『ももかとぽるん × DOORプロデュース』
●18:00~:ももかとぽるん → DOORプロデュース
●19:45~:ももかとぽるん → DOORプロデュース
DOORプロデュース
『陽だまりの鍵』
作・演出:虎本剛(ステージタイガー) プロデューサー:河口円
出演:早川丈二 (MousePiece-ree)、小川十紀子(遊気舎)、是常祐美(シバイシマイ)
【劇団紹介】
「アラサー以上の女性の明日がほんの少しだけ元気になってほしい。」というコンセプトのもと、2011年に発足。河口円のプロデュース形式として毎回キャスティングを変え上演続ける。今回3年の休止期間を経て、久々の公演となる。・・・そういえば10周年公演らしい。
【あらすじ】
「なあ、もう一回やろう。鍵はもう、その手にあるんやから」それぞれが新たな一歩を踏み出そうとする、お節介で優しい、再生の物語。